北陸からー日本のお寺と神社をめぐるー

北陸から、神社やお寺の歴史、開運について調べてみたい有志のブログです。

【備忘録】御朱印帳を買う際の注意点

みなさんこんにちは!今日は、わたくし自身のための備忘録の意味もかねて、これから御朱印帳を買うときに注意しておくべき点をメモしていきたいと思います。

 

1、大きさ

御朱印帳は様々な大きさがありますが、小さすぎると困るときもあります。

もし参詣したお寺や神社で書置きの御朱印を授与された場合、後で自分のご朱印帳に貼ることになります。もしもそのとき、御朱印の押された紙が自分のご朱印帳よりも大きな場合、御朱印帳からはみ出てしまうので、端の部分を切らなくてはならなくなります。

うまく端に空白があればいいのですが、日付などの文字が隅まで書かれている場合、切るわけにはいかなくなりますよね。

小ぶりのご朱印帳も携帯に便利ですが、書置きのご朱印をいただく場合のことも考えて御朱印帳を選びたいですね。

 

2、紙の材質

私の反省(?)を込めて紹介します。以前、とある美術館で、お寺の仏像を展示する特別展が開かれていました。そのときの限定品として、そのお寺の会場限定のご朱印御朱印帳がセットになったものが販売されていました。

限定品!とのことですぐさま頂いたのですが、この御朱印帳を持参して寺社巡りをしていると(この時はお寺と神社で御朱印帳を分けていませんでした)、なにやらお寺や神社の方が難儀なさっているのです。最初の時は気が付かなかったのですが、御朱印帳に使われている紙がツルツルで墨をはじいてしまうらしく、文字がなかなか乾かないことによって御朱印を押すまでに時間がかかってしまうそうなのです。中には、ご機嫌を損じられたご担当の方もいらっしゃり、その後はこの御朱印帳は使えずにいます。

御朱印帳を買う際は、見本品の紙をよく見てから求めるといいですね。

 

3、お寺と神社用を分けて買う

これは少し難しい問題です。御朱印はお寺でも神社でもいただけるものですが、もともとは仏教に由来する文化でした。御朱印は、昔は、お寺にお経を写したものをお納めする(納経といいます)と、その証にと頂くものでした。それが神社でも行われるようになりました。

江戸時代の話をすると、神社とお寺は峻別されているものではなかったのですが、国学の起こりとともに廃仏の思想が力を持ち、お寺と神社を厳密に分けるべき、という考えが確固たる思想として起こりました。これが明治の廃仏毀釈へとつながり、お寺と神社はまったく別のものとして国家によって分断されました。現在でも、神社の方を中心に、日本人古来の宗教としての神道を重視する姿勢から、仏教的なものを排除する傾向にある方がいらっしゃるようです。

私は注意されたことはないのですが、以前、とある神社で御朱印をいただくために並んでいると、神主の方が、順番が来て御朱印帳を差し出された参拝客の方に、厳しい表情で「お寺用と神社用のご朱印帳を分けるように」と注意されていました。私はそのときは神社用を用意していたので注意されたりはしませんでしたが、御朱印帳の表紙をわざわざ見られて、お寺のご朱印帳ではないことを確認されました。少し、居心地が悪い感じもしましたが、奉斎されていらっしゃる方の方針なので、一介の参拝者がとやかくものを申すことではありません。

 

とりあえず3つ挙げてみました。これからも追記していこうと思います。